千葉県の房総半島に位置する童謡『月の砂漠』で知られる海のまち『御宿』。その小さな町の海岸線から車で10分、七本という里山地域に七本ファームがあります。

サーフィンをきっかけに東京から移住してしばらく経った頃、紹介されたのが古民家と耕作放棄地となっていたこの場所。築120年の古民家と花農家だった家主が所有する畑と田んぼの跡地でした。そこに畑があったから、ビニールハウスがあったから、をきっかけに野菜を栽培、その数ヶ月後には七本ファームとして本格的な農園作りを始めました。

ハウスを整備するうちに、花農家だった土地のあちこちに農業資材や機械があってそれらを直して使うように、同時に地域の方から肥料となるコーヒーかすや米ぬか、樹皮堆肥などを分けてもらって再利用する、自然とその流れで畑作業をすることになっていきました。再生する！ならばと「3R: Reduce ​​リデュース 減らす！Reuse リユース 再利用！ Recycleリサイクル 再資源化！』をベースに、古民家と田畑の再生に取り組んでいます。

土壌や微生物の力、作物本来の抵抗力を信じ、高騰する化学資材に左右されないサステナブルな農法を学びながら、化学肥料、化学農薬を使用せずに、あるいは減らしながらの栽培を実践しています。